kawaguchi-shika’s blog

福岡県大牟田市にある歯科医師のブログです。歯を残す治療に力を入れて勉強しています。 歯科や健康に関する様々な情報を発信していきます。

✨ホワイトニング治療✨当院のホワイトニング🦷メニュー💛

当院のホワイトニングメニュー

  1. オフィスホワイトニングとホームホワイトニング
  2. オフィスホワイトニング「BOOST」
  3. ホームホワイトニング「GO」
  4. ホームホワイトニング「カスタム」
  5. スタッフオススメ「デュアルホワイトニング」

今回のホワイトニングブログは、当院のホワイトニングメニューについてご紹介します✨

当院のシステムはホワイトニングの本場、USAのオパールエッセンスシステムを採用しています。

理由は、製品に歴史があり、歯にとって優しいホワイトニング、知覚過敏に対応したホワイトニングが可能だからです。

www.opalescence.jp

 

1.オフィスホワイトニングとホームホワイトニング

歯のホワイトニングには大きく分けて2種類の方法があります。

 

・オフィスホワイトニング👄

歯科医院で高濃度のホワイトニング薬剤を用い、1回で効果が得られるホワイトニング✨

<特徴>

〇1回で効果が得られる

〇短期間(90分~120分)で白くなるため、効果が実感しやすい

✕知覚過敏が起こりやすい

 

・ホームホワイトニング👄

自宅で低濃度のホワイトニング薬剤を用い、自分自身で行うホワイトニング✨

<特徴>

〇いつでも好きなときにホワイトニングできる

〇知覚過敏をコントロールしやすい

✕回数がかかる(1日90分~120分を10回)

✕徐々に白くなるため、効果の実感がしにくい(10回使用後の効果はオフィスホワイトニングと同等)

 

 

ホワイトニングには主にホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2種類の方法があり、ライフスタイルや期間など患者さんの要望にあわせて選択することが可能です。

どんなホワイトニングが良いのか、しっかりカウンセリングを行った上で、選ぶことができます。

 

2.オフィスホワイトニング「BOOST」

オフィスホワイトニングは歯科医院で時間をかけて、1回で効果がでるホワイトニングです。

youtu.be

施術方法✨

  • 事前に凍み止めのマウスピースを装着(施術中の知覚過敏様症状を予防するため)
  • 歯の表面の清掃
  • 歯肉を保護する
  • 薬液を歯の表面に塗布する
  • 1回20分待つ
  • 薬液を除去し確認してもらう<最大で1日3回までホワイトニングを繰り返すことができます>
  • 歯の色の写真を撮影し確認
  • 術後の凍み止めを歯の表面に塗布
  • 凍み止めのマウスピースをお渡し(帰宅後凍みを感じたら装着してもらう)

 

3.ホームホワイトニング「GO」

当日から、簡単に、手軽に家で行えるホワイトニングです。

薬液の入ったマウスピースを1日90分を10回ご自身で行って頂くホワイトニングです。

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最大の特徴はウルトラフィットトレイという素材が体温に合わせて,歯の形にフィットします。

しかも使い捨てのため、トレイの清掃や薬液の塗布など煩わしさがないため、簡単で清潔です。

ホワイトニングを始めたい当日から、歯を白くしていくことが可能です。

 

4.ホームホワイトニング「カスタム」

型どりを行い、あなたの歯列に合ったトレイを製作します。

ご自身でトレイに薬液を入れる必要がありますが、歯列不正がある方、顎の大きさが大きい小さい方でもホームホワイトニングを行うことができます。

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ホワイトニング終了後も薬液を追加購入することでタッチアップ(後戻り防止)も簡単に行えます。

 

5.スタッフオススメ✨「デュアルホワイトニング」

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングホームホワイトニングを同時に行うホワイトニングです。

なぜスタッフオススメ✨かと言うと一番効果が高い歯が白くなるホワイトニングだからです。

デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングを2回行うよりも、ホームホワイトニングを2回行うよりも、効果がでるホワイトニングです。

なぜ効果が出るかというと、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの欠点を補い、相乗効果で理想的な白さへ最短で近づくことができます✨

理想的な歯の白さを手に入れたい...

確実に効果を体験したい…

そんな方におススメのホワイトニングです👄

 

 

ホワイトニング体験をして

白く輝く歯で人生を楽しみませんか?

 

ホワイトニングや歯やお口のお悩みは何でもご相談ください。

歯を抜いた後に痛い😢ドライソケットの話🦷

今日、「歯を抜いた後に痛くなってきた」と急患の方が来院されました。

よく見ると、歯を抜いた穴が上手く塞がっておらず、食べかすや汚れが抜いた穴に溜まっている状態でした。。。

この状態を「ドライソケット」と呼びます。😱😱

 

①ドライソケットの症状

  • 抜歯後痛くなかったのに、2~3日たってから痛みがでてくる
  • 食べカスが抜いた穴に入る
  • 臭いがする

②ドライソケットの原因

「ドライソケット」は歯を抜いた後の骨の穴が血餅(かさぶた)で覆われず、骨が露出した状態のことをいいます。

  • 下顎智歯(親知らず)の抜歯後に多くみられる
  • 喫煙者
  • 経口避妊薬(ピル)を服用している
  • 術後に強くうがいをしてしまった

③ドライソケットの対応

ドライソケットは痛みが続くため、日常生活の質が下がりとてもつらいです。

しかし、抜いた穴に血液が溜まり、塞がっていけば自然と治っていきます。

当院での対応

  • 抜歯窩をよく洗浄する
  • 抜歯窩を保護する薬剤を置く

④ドライソケットの予防

起こるととてもつらい「ドライソケット」、当院ではドライソケットを予防する抜歯を行っています。

その方法の一つがテルプラグ✨です。

テルプラグはコラーゲンでできた抜歯創用保護剤です。コラーゲンは人工皮膚などにも用いられます。

骨や歯肉はコラーゲンでできているため、組織再生が早く起こります。

テルプラグの効果

  • 術後出血が少ない
  • 穴が開かないため食べかすなどが入り込みにくい
  • 抜いた後の治りが早い
  • 歯ぐきがくぼみにくい

保険適応外となるため費用がかかりますが、痛みも軽減され、歯ぐきに穴が開かないため抜歯後の治りも早いです。

当院では歯を抜く方の9割が「テルプラグ」を希望されます。

出来る限り、痛みが少なく腫れがなく術後の治りが早くなるように心がけています。

 

当院では、親知らずなど難易度の高い抜歯は歯科用CTにてしっかり検査を行います。

口腔外科専門医による診察も月に1度程度行っております。

親知らず・ドライソケットについては、気軽にご相談ください。

✨ホワイトニング治療✨③ホワイトニングの副作用、知覚過敏とは!?

川口歯科では最新のホワイトニングメニューを準備しています✨

マスク生活の間に歯を白くしたい方、ご自宅で好きな時間にホワイトニングをしたい方

気軽にご相談ください。🦷🦷🦷

 

 

今回のテーマは、これからホワイトニングを始める方への注意事項をまとめてみました。

ホワイトニングのトラブルで一番多いのは、ホワイトニング中とホワイトニング後の知覚過敏と言われています。

研究によると、ホワイトニングで知覚過敏様症状を経験される方は30~40%と少なくありません。🦷

快適に歯を白くするために、できればホワイトニング中に凍みることは避けたいですね。

 

なぜホワイトニング中、ホワイトニング後に「知覚過敏」が生じるのか?

ホワイトニングで使用する薬剤の多くは過酸化水素を使用しています。

過酸化水素は分解するときにフリーラジカルを発生します。

フリーラジカルは歯の表面だけではなく、歯の内部まで浸透します。<これが歯の中の色素を分解し、歯が白くなる理由です>

しかし、歯の中には感覚を感じる神経「歯髄」が存在します。

歯の内部に刺激が加わると、歯髄が興奮し、それが知覚過敏の症状となって発現します。

ホワイトニングの刺激は、ホワイトニング後には速やかになくなるため、ホワイトニング後の知覚過敏は24~48時間以内に消失します。

そして当院で使用するホワイトニングの薬剤はほぼ中性のため、歯へのダメージもありません。🦷💕

ホワイトニングを快適に行うために当院で取り組み

当院では知覚過敏対応のホワイトニングを行っています。

  1. 施術前に検査を行い、知覚過敏が起こりやすい部位を確認🦷
  2. オフィスホワイトニングであれば、当日に知覚過敏を予防する薬の入ったマウスピースを装着して、知覚過敏を予防する👄
  3. 施術後、歯の表面に知覚過敏対応の塗り薬を塗布する🦷
  4. 施術後、知覚過敏が出た時のために薬液の入ったマウスピースをお渡しする💗

 

ホワイトニング中の知覚過敏を防ぐために、当院ではできる限りのことを行っています💪

 

快適にホワイトニングを行って、理想の白い歯になってもらいたいと思います。

川口歯科では、ホワイトニングの無料カウンセリングを行っています。

マスクを外す前に理想の白い歯を手に入れたい方は一度ご相談ください。

 

歯を残す治療「ラバーダム防湿」🦷

今回のブログは当院で行っている「ラバーダム防湿」についてお話いたします。

 

当院では歯の治療にラバーダムというゴム製のシートを歯にかけて治療をすることがあります。

このラバーダムは歯を残す治療をする上で、とても大事なステップになります。

 

ラバーダム防湿の目的🏫

①清潔な環境で治療できる

上のイラストは医科の手術中の風景です。術者は手術着を着て、患者さんには清潔な青い布をかけてあります。

手術をする際は、手術部位の周囲を消毒し、感染が起きないように清潔な環境を整えます。

 

では、お口の中はどうでしょうか?

歯の病気の原因の多くは、お口の中の常在菌によって発生します。

特に歯の神経の治療や根管治療では、清潔な状態で行わないと、歯の中に感染がおきて細菌が増えてしまいます。

カビ菌のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

ラバーダム防湿の目的の1つは、清潔な環境で治療することにより感染を予防することができます。

 

 ②質の高い治療ができる

お風呂のイラスト「お父さんと息子」

お口の中は唾液があり、常に濡れている状態です。👄しかも呼気には水分が含まれており、湿度はほぼ100%の環境です😲🛀

想像してみてください、お風呂の壁にポスターを貼るのと乾いた壁にポスターを貼るのイではどちらが剝がれにくいと思いますか?

もちろん乾いた状態ですよね😀

 

歯科治療は、お口の中の過酷な環境で歯と材料を接着させ、それを長持ちさせないといけません。🦷

ラバーダム防湿をすることで、良い環境で処置を行うことができるため治療の質を高めることができます。

 

③安全に治療を行える

歯の治療は、色々な薬液や消毒の液を使用します。💊

特に根管治療では歯の中を消毒するために多くの消毒液を使います。

👆上のイラストはラバーダムした状態ですが、歯の外に薬液が漏れたとしてもも口の中に入ることはありません。(治療で出る水が喉に溜まることもありません)

しかも、舌や口唇もカバーしていますので、器具が触れる心配がなくなります。

さらに、治療部位が見やすくなり、集中して治療することができます。

ラバーダム防湿をすることにより、より安全に快適な治療を受けることができます。

 

当院では必要な時に説明と同意を行い、ラバーダム防湿を行っております。

治療についての説明や質問はいつでも受け付けておりますので、気軽にご相談ください。

生体情報モニターを導入しました💻

川口歯科では、全身疾患がある方や抜歯などの手術の際に、生体情報モニターを使用しています。

治療中の患者さんがどんな状態かを把握することができ、安心・安全な治療を行えます。

生体情報モニターでわかることは、

‣血圧

‣脈拍

‣血中酸素飽和度

‣心電図

これらを常にモニタリングして表示することができます。

何か異常が起こった場合でもすぐ対応することができ、患者さんの情報が一目でわかるので、集中して処置をすることができます。

 


そして、さらに安全な医療を提供するためにAHA(アメリカ心臓協会)のBLS(一次救命処置)を受講し、公式ライセンスを取得しました💛

BLSとはBasic Life Supportの略で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置をおこないます。

一次救命処置である胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用、窒息への対応を学びました。

今後も勉強し、どのような状況においても迅速に対応できるように努力していきます。

✨ホワイトニング治療✨①なぜ歯は黄ばんでくるのか!?

こんにちは。暑い日が続いていますね🌅

 

今回は川口歯科医院のホワイトニング治療についてお伝えさせてください。

 

第一回目は「歯の変色の原因」についてです。

歯が変色する原因は大きく分けると2つあります。

1つ目に、歯の外側に着色がつく①外因性の変色

2つ目に、歯の内側から色が変わる②内因性の変色

 

①外因性の変色について

コーヒー、ワイン、お茶、タバコなどの嗜好品によって、歯の表面に着色(ステイン)が着くことによって起こります。

これらは、歯のクリーニング(着色とり)やホワイトニングでも除去することが可能です。

<※金属による変色は除去できません、他の治療が必要になります。>

 

②内因性の変色について

一般的に加齢とともに歯は黄色く変色してきます。

年齢とともに歯の外側のエナメル質が薄くなり、透明性が増してきます。

内部の象牙質の色は黄色味を帯びているため、黄ばんだ象牙質の色が見えるようになります。

また、歯の神経がなくなると、歯の内部の血液や組織により、グレーや黒色へ変色することがあります。

歯が縞状に変色する、テトラサイクリンによるテトラサイクリン変色歯もよく見かけられます。

これは乳幼児のころ、テトラサイクリンを大量に服用すると、骨や歯など組織に取り込まれ、歯が生えてくると色の変化が起こる仕組みです。

重度に変色している場合は、ホワイトニング禁忌と考えられていましたが、根気よくホワイトニングをすることで、改善する場合もあります。

 

まとめ

歯が変色する原因は外因性による着色と内因性による着色がある。

外因性の着色の対応は、歯のクリーニングとホワイトニング

内因性の着色の対応は、ホワイトニングまたは被せ物の治療

 

次回は②「ホワイトニングでなぜ歯が白くなるのか」をお話させてください。