今日の治療は支台築造(しだいちくぞう)『歯の補強をするために行う土台』のケースです。
「歯が折れた、何とかしてほしい」
と来院された患者さん。被せ物と歯の土台が外れ、ご自身の歯も一部欠けています
歯肉より上の歯質がほとんど残っていない。。。
非常に厳しい状態
この様な状態だと一般的には抜歯になりますが、患者さんと相談し
出来れば残すチャレンジをしてみたいとのこと、
歯の周りから少しずつ樹脂で補強していきます
中心と外側ににファイバーを配置します
(ファイバーの繊維を3本、筒状のものを1本使用)
樹脂を固めて補強し、形を整えた段階です
このあと仮歯を製作し、経過をみていきます
1回の治療で補強から仮歯まで進めることができました。
経過を診て、最終的な被せ物を製作していきます。
インプラント・ブリッジ・義歯も治療法としてありますが、
当院の方針は「なるべく自分の歯を残して、インプラント・ブリッジ・義歯を使う人生の期間は短い方が良い」
と考えております。
今回のケースも歯が弱っておりますが、患者さんと協力して可能な限り残していきたいと考えます。
<マルチファイバーや精度の高い治療は自由診療になります>